【調 律】 |
ピアノは打弦楽器で、一台におよそ220~230本の鋼鉄製の弦が張られていますが、その弦が次第に伸びてくることは、他の弦楽器と同じなのです。 弦が伸びると音程は下がります。 また、ピアノは精巧な楽器ですから、支柱やフレーム、響板などが周囲の環境に影響されて少しずつ変化していくことも音程が狂ってる原因になってます。
そうしたことから起きる音程の狂いを、弦を及び張り直して正しい音程にする作業が「調律」です。
調律は故障、修理ではなく、正しい音程を命とする楽器のピアノでは欠かせない管理といえましょう。 コンサートに使うピアノは、開演前に毎回調律されステージに登場しますが、一般の家庭では、年に1~2度の調律が良いとされています。 音程の狂いは素人ではなかなか聴き分けられることはできませんが、いつもレッスンしている子供は結構鋭くて、ある日「先生のピアノとは、ソの音が違う」などといい出します。そうなったら、調律の期間が来たと思って間違いありません。
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【整 調】 |
「キーが重くなった」「変な音が出るようになった」こうした状態の殆どが打弦機構(鍵盤とアクション)のトラブルによって起こります。 それを解消したり未然に防止するための対策をする作業が「整調」です。 日本の気候風土は四季による温湿度の変化が激しく、木で出来た精密機械のピアノにとっては厳しい環境といえましょう こうした気候の変化が原因となって起こる部品のゆがみや変形、或いは、使用した結果の磨耗や劣化で不具合となった箇所を修理、調整をします。 |
◎アクションの関連箇所の調整および部品交換
◎鍵盤の上下運動の円滑化。鍵盤の高さや隣接鍵盤の隙間の均等化
◎ハンマー打弦位置と打弦距離の均等化
◎タッチ感の統一
◎ダンパーの作業統一
◎ペダル作業の円滑化
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